建売住宅とは?READY-BUILT HOUSE

Ready-built house01

そもそも建売とは?

建売とは?

建売住宅とは、戸建て住宅(一軒家)の販売形態の一つです。
「家に住む」という行為は、大きく購入か賃貸かに分けられます。購入する場合、戸建て住宅(一軒家)を買うか、マンションの一室を買うかに分類されます。中でも戸建て住宅を購入する場合は、「注文住宅」と「建売住宅」に分類されます。

Ready-built house02

注文住宅との違いとは?

注文住宅とは?

「注文住宅」は建物を建設会社などに注文し、プランや建築工事をオーダーすることです。土地と建物そして外構がセットで販売されている建売住宅は、土地の仕入れから行うため、良い立地やグレードの良い商品が安く手に入ることが多く、契約から入居までがシンプルで比較的早いという良さもあります。
一方で注文住宅は、土地をお客様ご自身で選択する必要があります。その際、良い土地を建売会社やディベロッパーが先に情報をつかみ押さえてしまうため、良い土地を手に入れるのに困難な場合があります。そのため計画から入居まで時間がかかってしまうこともあります。

建売住宅とは?

一方、建設会社が仕入れた土地に、見合った間取りが設計され販売されるのが「建売住宅」です。そのため、販売価格は土地・建物の合計金額となり、シンプルかつ分かりやすいことが特徴です。
建売住宅と注文住宅は大きな違いがあり、暮らし方の差によってどちらにするか選ぶ方法と「資金面」で選択する方法もあります。注文住宅は、建売住宅より高くなることが多い上に、オーダーするため金額が膨らみ、当初考えていた予算を上回ることも多くあります。 一方建売住宅は最初から販売価格が決まっている為、後で予算が上がってしまうことが少なく、全体として低コストなのでその分良い立地に住むことや支払いを押さえて購入することが可能です。

Ready-built house03

建売住宅のメリット
・デメリット

これから家を買いたいと考えて建売住宅を検討しながら、そのメリットやデメリットが気になっている人は多いのではないでしょうか。新築の一戸建て住宅を買うときに、建売住宅と注文住宅という選択肢がありますが、費用や手間の違いなど、自分にはどちらが向いているのか多くの気になる点を解説します。

メリット

立地が良い且つ安い

注文住宅と比較すると費用が抑えられる事が多く、良い立地が手に入りやすいのが建売です。注文住宅は、建物と土地をバラバラに購入し、外構工事の打合せから工事、造成や整地、上下水工事も必要な場合もあり、土地取得にかかる仲介手数料やつなぎ融資を受ける費用など、建売住宅では必要の無い費用がかかります。

即購入でき、入居までが早い

即購入でき、入居時期が早いことも、大きな魅力の一つです。完成物件や完成が近い物件は契約してから1~2ヵ月で入居することも可能です。土地や周辺環境、家を気に入りさえすればスムーズに動き始めることができることは、何にも代えがたい有利なポイントと言えます。転勤ですぐに住む場所が欲しい、子どもの新学期に合わせて転居したいというご家族の節目にも、合わせやすい方法かもしれません。

ローンの相談事項が少ない

販売価格が明確な建売住宅では、注文住宅のように、様々な費用が不透明な中で検討を進めるようなことはなく、また中古のようにリフォーム代を考える必要もないため、ローンの相談も煩雑ではありません。
建売会社を主として手掛けている会社であれば大抵、買い手の状況にあった金融機関も知っているため、ローン手続きもスムーズに行えるはずです。

外構工事がされている

住宅が完成してから販売される場合は外構工事も済んでいることが多く、それに伴い※外構工事の費用がかからないことが多いです。注文住宅では、住宅の建築とは別に外構工事を業者に依頼する場合もあるので、その分費用も別に発生する事があります。 (※建物本体以外の外部廻りの工事。舗装工事、排水工事、造園植栽工事など。)

費用が明確

注文住宅では、「せっかくのマイホームだから」とあれこれ要望してしまい、最終的に予算が吊り上がるケースがよく見受けられます。一方で、建売住宅の場合は、初めから土地・建物・外構を合わせた販売価格となっているため、価格が吊り上がることもなく安心です。また良い立地を建売事業者が押さえていることが多く、好立地を手に入れやすい傾向があります。
建売住宅は、販売価格が明朗なため費用面でのトラブルが起きにくく、住宅ローンの相談もスムーズに進めやすいというメリットもあります。

土地と住宅を一緒に購入できる

土地と戸建て住宅がセットになって販売されているため、まず土地を探す段階からの手間と諸手続きを省けます。 購入に関する煩雑な諸手続きも売主の設計建築プランに基づいた流れに則り、比較的簡単でスムーズに進みます。注文住宅では、まず土地を購入してそこから住宅を建てていくので、土地と住宅を一緒には購入できません。
注文住宅で土地を購入しその後建築をする場合には、それぞれの手続きが何段階にも分かれ何度も業者と対面するわずらわしさがありますが、建売住宅を購入した場合はこの流れを簡略化できます。

つなぎ融資を利用しなくて良い

建売住宅では土地と住宅を一緒に購入するため、つなぎ融資を利用しなくて良いというメリットもあります。
つなぎ融資は住宅ローンの本融資とは別に手数料がかかり、金利も高く設定されているため、できることなら利用は避けたいところです。

デメリット

100%自分好みの家にするのは難しい

すでに設計プランが決まっているがゆえに、100%自分好みの家にするのは難しくなります。建売住宅の性質上、間取りやデザインは多くの人が使いやすいように考えられているので、すべての人に向けた汎用的なものになる傾向があります。
その点から言えば許容範囲が広く、こだわりよりも条件に合う立地や価格の安さ、入居までのスピードを重視する方に向いていると言えるでしょう。

未完成の建売住宅の購入には注意が必要

まだ完成していないことから、入居後のイメージを持つのが難しいという点もデメリットとしてあげられます。多くの場合は完成図を見ることが可能ですが、実際の仕上がりや具体的な使用感、距離感などが分からず、完成前のイメージと実物が異なることがあるかもしれません。

工事内容や状況を確認しづらい

注文住宅の場合契約後に着工するため、どのように建物が出来上がっていくのかが分かり、何か気になることがあれば現場監督に伝えることも可能です。
しかし建売住宅の場合、事業主で着工し工事を行っていくので、完成後の検討はもちろん検討したタイミングからでしか工事状況が分かりません。
建築について疎い不動産会社が建売を行う場合もあるので注意が必要です。建築に対して真摯に向き合う体制をしっかり構築している会社を選ぶのが良いでしょう。